lovable company

愛される企業
Lovable Companyの特徴

これまでの探究により、Lovable Company の特徴は、以下の3つにまとめることができます。

事業
挑戦心あふれる経営者/スタッフが多く存在し、常に顧客を基点に事業を考え、製品/サービスを生み出すよう行動できている
組織
社内には信頼関係が醸成されており、共同体意識の高いコミュニティーシップが構築できている
マーケティング
熱狂的に企業/事業活動を応援するファンが存在し、ファンがその事業活動に参画できる仕組みがある

事業と組織、そしてマーケティング。この中心には企業理念/PHILOSOPHYがあり、その理念をベースに経営がデザインされています。

Lovable Companyの効能

Lovable Company の効能は、4つに整理できます。

  1. 効能1

    社内には心理的安全性が担保されていて、多くの挑戦が生まれる環境があり、フローを感じながら働くことができる

  2. 効能2

    相互に切磋琢磨し、また、顧客との距離が近く、顧客の声が届きやすい状態であるために、顧客基点のサービスづくりや事業推進がしやすい

  3. 効能3

    顧客は事業推進に関心を強く寄せるためにファンになりやすく、また事業活動の中にファンが関与できる取り組みを用意している企業も多く、熱狂的愛好者になりやすい

  4. 効能4

    そのような顧客が多くいることで、スタッフはエンパワーされる体験が多くなり、より自分事として働けるスタッフが増えていく。そして、経営者は不安や孤独を感じることが少なくなり、喜びをもって経営することができる

このような循環を生み出していくにはいくつものステップがあり、またシステム全体をデザインし地道に、そして着実に推進していくことが大切です。

愛される企業になるには

愛される企業とそうではない企業との違いはどこにあるのでしょうか? 多くの企業に企業理念があり、経営者はスタッフには情熱的になってほしいと願い、社内では信頼関係を構築するために取り組み、そしてファンを大事にしながら事業に取り組んでいるはずですが、その差は何で生まれるのでしょうか?

パタゴニア社の創業者Yvon Chouinardは講演の中で「人間とねずみのDNAは1%しか違わない(注:最新のデータでは15%違うことがわかっているそうです)。パタゴニアと一般の企業も同じでほんのわずかな差なんだ」と説明しています。

企業理念/PHILOSOPHYは愛される企業になっていくための要なりますが、そうした理念は言語化されていないケースも多いものです。明文化されていないけれども事業を支えてきたエッセンスが創業から本日までの文脈の中に脈々と培われており、そのエッセンスを読み解き、事業運営に活かしていく必要があります。

愛される企業
Lovable Companyを探求する

Yvon Shuinardが表現するようにその差はわずかですが、企業活動の結果として生み出されるものには大きな違いがあります。恋愛でも愛の形はひとつでないように Lovable Company についても様々なモデルがあると理解しています。

愛される企業になるための答えはなく、積み重ねの連続です。そこで、当サイトでは、その旅路を継続して探究するコンテンツ(Journey of Lovable Company)を用意しています。ぜひご覧いただければ幸いです。

エンゲージメントを大切にし、様々なシーンで深いつながりを構築するのが Lovable Company になっていくための大切な視点です。そして、エンゲージメントは、深い感情でつながり合える共感と、それを得られる体験のデザインを通して生まれます。